トレーニング方法

ジムの腹筋マシンの使い方|有用な種類とトレーニング方法

腹筋をする女性

この記事を読めば、ジムにある腹筋マシンの種類と基本的な使い方を理解しやすくなり、目標に向けて進めやすくなります。初心者の方でも安心して取り組める内容から、より有用なトレーニング方法まで解説します。

ジムで腹筋をトレーニングするマシンの主要5種類と特徴

ジムには主に5種類の腹筋マシンがあり、それぞれトレーニング対象部位が異なります。目的に合わせて適切なマシンを選ぶことが重要です。


アブドミナルクランチマシン(腹直筋メイン)

アブドミナルクランチマシンは、座った状態で背中を丸める動作により、腹直筋の上部から中部に集中的に働きかけられるマシンです。

シートに座って背もたれに体を密着させることで、腹筋にしっかりと負荷をかけられます。重量やシートの位置調整も簡単に行えるため、段階的に筋力アップを目指せます。正しいフォームを保ちやすく、狙いに近づけやすい刺激を入れやすい点が大きな特徴です。


ロータリートルソー(腹斜筋メイン)

ロータリートルソーは、下半身を固定した状態で上半身をひねることで、腹斜筋を重点的にトレーニングできるマシンです。くびれづくりに取り組む際の一助となる場合もあります。

動作の可動域をコントロールしやすく、日常生活ではあまり使われない脇腹の筋肉を効率的に刺激します。左右均等にトレーニングを行うことで、バランスの良い体幹を作ることができます(運動や食事管理等の併用が前提です)。


ケーブルクランチ(腹直筋上部)

ケーブルクランチは、ケーブルマシンを使用して膝立ちの姿勢で行う腹筋トレーニングです。腹直筋の上部を集中的にトレーニングすることができ、重量を調整することで負荷を細かく設定できます。

正しいフォームを身につけると、狙いに近づけやすいトレーニングになります。フォームの習得には少し時間がかかることもありますが、手順を確認しながら行うことで、安定した刺激を腹筋に与えることが可能です。


アブコースター(腹直筋下部)

アブコースターは、脛で座った状態から脚を引き上げる動作で、腹直筋の下部を重点的にトレーニングするマシンです。レールに沿って動くため、初心者でも動作を安定させやすく、狙いの筋群に負荷をかけやすい特徴があります。

届きにくい下腹部に主に負荷がかかりやすく、左右に回転させることで腹斜筋に同時に働きかけることができます。


ラットプルダウン(腹圧トレーニング)

ラットプルダウンは主に背中用のマシンですが、正しい腹圧を意識することで腹筋のトレーニングができます。バーを引く際に腹圧を高めて体幹を安定させることで、間接的ながら有用な腹筋トレーニングとなります。

複合的な動作により、全身のバランスを整えながら腹筋を強化しやすいため、総合的な体力向上を目指す方に向いています。

【部位別】腹筋マシンの正しい使い方と有用なフォーム

正しいフォームで行えば、各マシンで狙った部位に刺激を入れやすくなります。ここでは、主要なマシンの使い方を手順を追って詳しく解説します。


アブドミナルクランチマシンの使い方

アブドミナルクランチマシンを狙いに近づけやすく使うには、以下の手順で行います。

  1. シートに深く腰掛け、背中をパッドにしっかりつける
  2. パッドを肩の位置に調整し、両肩に均等に当てる
  3. グリップを軽く握り、肘は自然な位置に保つ
  4. 息を吐きながら、おへそを見るように背中を丸める
  5. 一瞬止める意識でした後、息を吸いながらゆっくり戻す


大切なポイントは、背中をしっかりと丸めることです。腰を反らせたり、勢いを使ったりすると腹筋への刺激が弱まりし、腰痛の原因にもなることがあります。

動作はゆっくりコントロールし、腹筋の収縮を感じながら行うことで、狙いに近づけやすくなります。初心者は軽い負荷から始め、正しいフォームが身についてから徐々に重量を増やしていきましょう。


ロータリートルソーの使い方

ロータリートルソーで腹斜筋を狙いに近づけやすくトレーニングする手順は以下の通りです。

  1. シートに座り、両膝でパッドをしっかり挟む
  2. 両腕でパッドを抱えるように持つ
  3. 下半身を固定し、動かさないよう意識する
  4. 息を吐きながら、上半身だけを左右どちらかに捻る
  5. 息を吸いながら、ゆっくりと正面に戻す


可動域は無理のない範囲で行いましょう。速く捻って、ゆっくり戻すテンポで行うと腹斜筋に刺激が入りやすくなります。

左右同じ回数を行い、バランスよく動かすことが重要です。腕の力ではなく、腹斜筋の力で動かすことを意識し、肩に力が入らないよう注意しましょう。


ケーブルクランチの実践方法

ケーブルクランチは以下の手順で行います。

  1. ケーブルを最上部の位置にセットする
  2. ロープやバーを装着し、マシンの前で膝立ちになる
  3. ケーブルを首の後ろまたは横で持つ
  4. 顎を膝に近づけるイメージで、背中を丸めながら体を前に倒す
  5. 腹筋の力でゆっくりと元の位置に戻る


大切なのは、腕の力を使わず腹筋だけで動作を行うことです。肘の位置は固定し、腹筋の収縮だけで体を曲げるようにします。呼吸は体を曲げるときに吐き、戻すときに吸うリズムを意識しましょう。

初心者は軽い負荷から始め、フォームを確認しながら行いましょう。腰が反らないよう、常におへそを見るような意識を持つことが大切です。

狙いに近づけやすくする共通ポイント

すべての腹筋マシントレーニングで共通する重要なポイントを押さえることで、狙いに近づけやすくなります。

まず、呼吸法が大切です。腹式呼吸を意識し、筋肉が縮むときに息を吐き、伸びるときに息を吸うことで、腹筋により安定した刺激を与えることができます。

また、意識性の原則に従い、トレーニングしている部位を意識しながらトレーニングを行うことで、変化を感じやすくなることもあります。

負荷設定は、フォームを保てる扱いやすい重さから始め、段階的に調整しましょう。軽すぎると刺激が薄く、重すぎるとフォームが崩れてケガのリスクが高まります。正しいフォームを維持することを優先し、徐々に負荷を上げていくことが、安全に取り組むうえでのポイントです。

これらのポイントを守ることで、どなたでも安全に腹筋トレーニングへ取り組みやすくなります。

マシン名部位難易度向いている人
アブドミナルクランチ腹直筋(上部・中部)初級シックスパックを作りたい初心者
ロータリートルソー腹斜筋初級~中級くびれづくりに取り組みたい方
ケーブルクランチ腹直筋(上部)中級~上級高負荷トレーニングを求める方
アブコースター腹直筋(下部)初級~中級下腹部のトレーニングに取り組みたい方(運動や食事管理等の併用が前提です)
ラットプルダウン腹筋全体(腹圧)中級総合的な体幹強化を目指す方

腹筋マシンに関するよくある質問

腹筋のトレーニングをするにあたってどのくらいの頻度で行えばいいのか、負荷はどうするのかといったよくある質問について回答していきます。

Q. どれくらいの頻度で腹筋マシンを使えばいい?

A. 目安は週2~3回です。腹筋も他の筋肉と同じくトレーニング後に回復の時間が必要で、48~72時間程度休ませると効率的に取り組めます。

  • 毎日やる必要はなく、休息をはさむ方が継続しやすい
  • 週2~3回を一定のリズムで続けることで効果を感じやすい
  • まずは「週2回」で慣れてきたら「週3回」に増やすのがおすすめ

 

Q. 腹筋マシンの重さは何キロから始めればいい?

A. 個人差がありますが、10回前後を正しいフォームでギリギリ行える重さが目安です。

  • 最初は軽めの負荷(マシンの最小設定~10kg程度が目安)でフォーム確認
  • 10回できて余裕がある → 少しずつ重量を上げる
  • 途中でフォームが崩れる → 重すぎるので重量を下げる

 

Q. 女性でも腹筋マシンは使える?

A. はい、性別を問わず利用できます。マシンは負荷を細かく調整できるため、軽い負荷から安全にスタートできるのがメリットです。

  • 軽めの重さで回数を増やす → 初心者や女性にも取り入れやすい
  • 関節や腰への負担を抑えつつ段階的に強度を上げられる
  • 種類によって効果の出る部位が異なる
    • アブドミナルクランチマシン → お腹正面の腹直筋
    • ロータリートルソー → ひねり動作で腹斜筋(脇腹)

 

Q. 腹筋マシンだけで腹筋は割れる?

A. 腹筋は誰でももともと割れていますが、体脂肪に覆われていると見えません。そのため「マシンだけ」ではなく、以下を組み合わせることが重要です。

  • 腹筋マシン:筋肉を鍛える(形づくり)
  • 有酸素運動:エネルギー消費を増やす
  • 食事管理:体脂肪を減らす


「割れた腹筋を見えるようにする」には、体脂肪率を落とすことが最優先になる場合が多いです。

まとめ:ジムの腹筋マシンで目標に近づこう

ジムの腹筋マシンを正しく使い、トレーニングしましょう。アブドミナルクランチ、ロータリートルソー、ケーブルクランチなど、それぞれのマシンには特徴があり、目的に応じて使い分けることが重要です。

成功のポイントは、正しいフォームの習得、適切な負荷設定、そして週2~3日を目安に継続的に取り組むことです。初心者の方は、まずは軽い負荷から始め、徐々にステップアップしていきましょう。

 

トレーニングや食事管理の効果には個人差があります。本記事は医療行為や医療上の効果を保証するものではありません。

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