2025.10.06
「ジムに通い始めたけど、腕のトレーニングで何をすればいいかわからない」「マシンがたくさんあって、どれを使えばいいか迷ってしまう」そんな悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。
本記事では、ジムで行う腕周りのトレーニングについて、基礎知識からマシンの使い方、目的別のメニュー構成まで、初心者にもわかりやすく解説します。
目次
腕のトレーニングで意識したいのは、上腕二頭筋・上腕三頭筋・前腕筋群の3つです。これらは日常生活でも頻繁に使う部位ですが、ジムでは専用器具やウェイトを活用できるため、自宅では難しい高負荷や狙った部位への刺激を加えやすくなります。
腕の筋肉は大きく分けて3つの部位から構成されます。
自宅での自重トレーニングと比べると、ジムでのトレーニングには以下の特徴があります。
腕のトレーニングでは、「どの筋肉を鍛えるのか」を意識することが基本です。ジムでは、自宅よりも負荷調整やフォームの安定、種目のバリエーションを取り入れやすいため、効率的に腕を鍛える環境が整っています。自分の目的や体力に合わせて、少しずつ取り組んでいくのがおすすめです。
腕トレーニングでは、上腕二頭筋・上腕三頭筋・前腕筋を中心に刺激を与えることがポイントです。ジムにはこれらの部位を狙いやすい専用マシンが揃っており、初心者から経験者まで幅広く活用できます。
初心者はフォームが安定しやすいマシンから始め、慣れてきたらフリーウェイト(ダンベル・バーベル)にも挑戦していくと良いでしょう。
特徴
代表的な種目
使い方の基本
特徴
使い方の基本
メリット
特徴
使い方の基本
ポイント
特徴
代表的な種目
メリット
特徴
代表的な種目
ポイント
目的に応じた腕トレの目安は異なります。以下は一般的な参考例ですので、自分の体調や経験に合わせて調整してください。
目的 | 重量設定 | 回数×セット数 | 頻度 | 主な種目 |
ボリュームアップを目指す場合 | 8~12回がややきつく感じる重さ | 8~12回×3セット | 週2~3回 | バーベルカール、クローズグリップベンチプレス |
引き締めを意識したい場合 | 15~20回がややきつく感じる重さ | 15~20回×3セット | 週2~3回 | ケーブルプッシュダウン、ダンベルキックバック |
パワーを重視したい場合 | 3~5回が限界に近い重さ | 3~5回×5セット | 週2回 | バーベルカール、ディップス |
腕のトレーニングでは、上腕二頭筋(腕の前側・力こぶ)と上腕三頭筋(二の腕の後ろ側)をバランスよく鍛えることがポイントです。ここでは、週2回を目安としたトレーニング例を紹介します。
トレーニングA(月曜日)
トレーニングB(木曜日)
重量は、指定回数がギリギリこなせる重さに設定します。休憩は60~90秒を目安に、無理のない範囲で指定回数を達成することを意識します。また、週ごとに少しずつ重量を増やしていくプログレッシブオーバーロードを意識しましょう。
二の腕の後ろ側に位置する上腕三頭筋を中心に、比較的軽めの重量で高回数を目安に行う例です。
基本メニュー(週2-3回)
重量は、20回程度できる軽めの設定にします。フォームを崩さず、ゆっくりとした動作で筋肉を意識しながら行うことがポイントです。セット間の休憩は45-60秒と短めにすることで、代謝を高める効果も期待できます。
また、有酸素運動や食事管理を組み合わせる人も多く、二の腕まわりの見た目に変化が出るケースがあります。
ジムでの腕トレが初めての方は、マシン中心の始めやすいメニューから始めましょう。
初心者メニュー(週1-2回)
最初の2-3週間は、このメニューでのフォーム習得に集中する期間とします。重量は「少し軽いかな」と感じる程度で開始し、正しいフォームが身についてから徐々に上げていくという流れです。
最初の2~3週間はフォーム習得を優先し、慣れてきたら段階的にセット数や種目を調整していきます。焦らず段階的にレベルアップしていくことで、無理のない範囲で継続しやすくなります。
セット間の休憩は45~60秒を目安に短めに設定すると、トレーニング中の負荷を感じやすくなるケースがあります。初心者の場合、男性なら5-10kg、女性なら2-3kgのダンベルから始めるのが一つの目安です。
また、トレーニング頻度は週2~3回とし、各部位には48時間以上の休息期間を設けることも大切になります。以下、具体的な目安と考え方を解説します。
初心者の場合、まずは軽い重量でフォームを習得することから始めます。正しいフォームで10回がギリギリできる重量が、あなたにとっての適正重量です。これを基準に、徐々に重量を増やしていきましょう。
腕のトレーニングを続けやすくするためには、ちょっとした工夫や意識が役立ちます。ここでは代表的な5つのポイントを紹介します。
筋肉は同じ負荷を続けていると慣れてしまいます。そのため、少しずつ負荷を上げていくことが重要です。これを「プログレッシブオーバーロード」と呼びます。
例えば次のような工夫があります。
このように小さな変化を積み重ねることで、新しい刺激を与えやすくなります。
重量を追いかけるあまりフォームが崩れると、狙った部位に負荷が入りにくくなり、ケガのリスクも高まります。安全に継続するためには「正しいフォーム」を意識することが欠かせません。
フォーム確認の工夫
まずは「正しく動かすこと」を優先し、そのうえで重量を少しずつ増やすと無理なく続けやすいです。
筋肉の成長にはトレーニングだけでなく、日々の食事バランスも大切です。運動後にプロテインを飲む人も多いですが、必ずしも必要というわけではありません。
ポイントは、1日の食事全体で栄養バランスを整えることです。
食事全体を通して「タンパク質をしっかり、炭水化物・脂質もバランスよく」摂ることを意識しましょう。
筋肉はトレーニング中ではなく、休んでいる間に回復し強くなるといわれています。同じ部位を毎日続けるとオーバーワークにつながるため、目安として48~72時間は空けると無理なく取り組めます。
取り組み方の工夫
休養もトレーニングの一部と考えると、より長く続けやすくなります。
その日の重量や回数を記録しておくと、自分の進歩が見えるようになり、モチベーション維持にも役立ちます。
記録方法の例
「前回より少し増えた」と実感できると、自信にもつながります。
トレーニングは短期間で大きな成果を求めるものではなく、焦らずコツコツ続けることが大切です。
A. 週2~3回にする人が多いですが、体調や生活リズムに合わせて調整してください。同じ部位は48-72時間空けて、十分な回復期間を確保することが重要です。
筋肉は、トレーニングで破壊された後、休息中に修復・成長します(超回復)。この過程には48-72時間必要なため、毎日同じ部位のトレーニングを行うのは逆効果になり得ます。月曜日に上腕二頭筋、水曜日に上腕三頭筋、金曜日に前腕という具合に、部位を分けると腕全体のトレーニングに取り組みやすくなります。
A. 一般的な目安として、8~12回×3セットの負荷設定がボリュームアップを目指す方に参考とされることがあります。また、15~20回×3セットは、見た目を引き締めたいと考える方に活用されることもあります。ただし、セット数や回数は目的や体力レベルによって調整が必要です。
筋肉を大きくしたい場合は、中程度の重量で8-12回を3セット。一方、引き締めが目的の場合は、軽めの重量で15-20回を3セット行うことで、筋持久力を高めながら引き締まった腕を目指せる場合もあります。
初心者の方は、まず2セットから始めて、慣れてきたら3セットと増やしていきましょう。
A. 初心者は男性5kg前後、女性2kg前後から試す人もいます。10回がぎりぎりの重さを一つの目安にしてください。
ダンベルの重量選びは、個人差が大きいため一概には言えませんが、まずは上記の重量から始めることを意識してみましょう。
最初は軽すぎると感じるかもしれませんが、正しいフォームで行うと意外と負荷を感じるはずです。
2~3週間ほどで余裕が出てきたと感じたら、1~2kg増やすなど段階的に調整する方法があります。
A. 継続して取り組むことで、数週間~数か月の間に扱える重量や回数に変化を感じるケースがあります。ただし外見の変化には大きな個人差があり、必ずしも同じ結果が得られるわけではありません。
最序盤は動きがスムーズになるなどの変化を感じやすく、その後にボリュームの変化を感じる方もいます。焦らず継続することが大切です。
A. 一般的に女性は男性に比べて筋肉を大きくするホルモン(テストステロン)の分泌が少ないため、同じようにトレーニングをしても「いわゆるボディビルダーのような体格」になることはほとんどないとされています。腕トレを続けることで得られやすいのは、筋力の向上や姿勢の安定、引き締まった印象などです。
無理に高重量で追い込み続けなければ、過度に筋肉が肥大することは起こりにくいので安心して取り組めます。多くの女性は、中程度の重量・適度な回数(10~15回程度)で取り組みながら、全身のバランスを意識してトレーニングしています。
ジムでの腕トレーニングは、正しい知識と適切なアプローチで行えば、変化を感じやすくなります。本記事で紹介した基礎知識、マシンの使い方、目的別メニューを参考に、自分に合ったトレーニングプログラムを組み立ててください。
重要なポイントをもう一度整理すると、
まずは今日、ジムで軽い重量から始めてみましょう。継続することで、変化を感じていけるはずです。一歩ずつ前進していきましょう!
※トレーニングや食事管理の効果には個人差があります。本記事は医療行為や医療上の効果を保証するものではありません。
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